お迎え提灯の保管方法

毎日暑い日が続きますが、新型コロナウィルス予防・熱中症予防等、大変かと思いますが、お元気でお過ごしでしょうか?
弊社でもお盆休みが終わり、換気、消毒等、注意しながら営業を再開しております。

さて、この夏お使いいただきましたお盆のお迎えの提灯ですが、箱に入れて保管する際にご注意いただきたいことがあります。
以下の二点についてご注意ください。

  1. 油を充分乾燥させる
  2. 火袋に紙を挟む

1.油を充分乾燥させる
すでにご利用いただいて1年以上経過している提灯は問題ありませんが、
お盆ギリギリにお買い求めいただいた提灯は火袋の表面の油が乾ききっていないことがあります。
提灯の仕上げに塗る油は完全に乾くまでに2~3週間かかります。
完全に乾く前にたたんでしまうとマダラに変色したり、破けやすくなる原因にもつながります。
もし、今年のお盆間近にお求めになった提灯は9月に入ってからでも結構ですので、二週間程度、広げて
室内で油を乾燥させてください。

2.火袋に紙を挟む
これは、火袋の破損防止につながりますので、是非行ってください。
提灯の上下の輪は、上の方が下よりも直径が広くできております。(写真1)

写真1

それ故、下の部分から破ける可能性が高くなります。(写真2)

写真2

それを防止するために、保管する際に必ず紙を一枚挟んで保管してください。
紙の種類はなんでも結構です。大きさとしてはA4の半分A5くらいのサイズがちょうどいいかと思います。(写真3、4)

写真3
写真4

そしてビニール袋に入れて保管してください。
尚、ごくまれに虫に食われることがありますので、防虫剤を一緒に入れておくのもいいかと思います。

お迎えに使用する弓張提灯は和紙製ですので、ビニール製に比べるととても破けやすいです。
そして、破けた個所をはがして和紙を貼り直すということができません。
長くご使用いただくために充分ご注意ください。

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